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隠岐島前森林組合
目 次
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隠岐島前森林組合について

隠岐島前(おきどうぜん)地域は、島根半島の北方約60kmの日本海に浮かぶ、
海士町・西ノ島・知夫村の3島からなる豊かな海に囲まれた地域です。

この豊かな海は地域の約8,000haの森林が支えていることから、
弊組合は「島の森林づくりは海づくり」を運営の基本としています。

地域内森林の1/2を占めていたクロマツ林が松くい虫の蔓延により深刻な被害を受けたことをきっかけに、平成8年に森林再生を目的とする公益社団法人 隠岐島前森林復興公社が設立され、平成10年に隠岐島前森林組合を設立しました。

私たちの仕事

3つの仕事があります
working in forest
01
森林を作る
一般的に「林業」と呼ばれる仕事にあたります。木の苗の植樹から始まり、苗の成長に欠かせない日光が十分当たるよう周りの雑草を刈り、木の生長に応じて除伐や間伐といった「間引き」をし、木が伐採時期を迎えたのち伐採をします。
working in forest
02
環境を整備し
暮らしを守る
生い茂って道路に飛び出している雑木を刈って道を整備したり、住宅街の中にある木を伐採(特殊伐採)したりするなど、生活圏の自然環境を整備する仕事を通して人々の暮らしを守っています。
working in forest
03
産業を支える
隠岐島前地域では畜産業が盛んであり、「草地」と呼ばれる牛の放牧地をつくることを通して島の産業を支えています。

私たちの働く環境

職員が気持ちよく働ける環境作りを
第一に考えています。
ライフワークバランス
現場作業は、朝8時から午後4時まで、自然のサイクルに合わせた働き方となっています。時間給のため、働き方に融通がききやすく、また、プライーベートの時間が確保しやすいです。
gardening
福利厚生
諸所の福利厚生に加え、育児休暇制度があります。令和4年度には、1名の職員(男性)が半年の育休を取得しました。 ( 海士町には、日本全国からも生徒が集まる隠岐島前高等学校があり、教育環境に恵まれていますので、ご家族でも安心してお越しいただけます。)
family
備品貸与 + 研修制度
未経験からでも始められるよう、機械(チェーンソー1台・刈払機1台)や安全装備品などの貸与制度があります。また消耗品も一部支給します。始めにしっかり研修しますのでご安心ください。
forest education

私たちのこと

私たちのほとんどがIターン者で、
未経験からはじめました。
01
Interview
( 千葉県出身 2020年入組 )
interviewee photo
林業に就業したのは・隠岐島前森林組合を選んだのはなぜですか?
色々なことが繋がって、”導かれる”じゃないですけど(笑)。 元を辿れば、2011年の震災後に『これは俺のやることじゃない』と感じ長く続けていたホテルマンの仕事を辞めてから、この10年、『この時代で俺は何をするのか』をずっと探すように、会社を経営したりキャンプ場で働いたりと色々なことをしてきました。 やることなすこと全部失敗して(笑)、でもおかげで『人生ってこういうことなんじゃないか?成功も失敗も同じ”経験する”ということ。だったら好きなことをやってみよう』と思うようになり、そうすると不思議で、ピッタリの人とか土地とかに出会うんですよね。 食べ物を自分で作りたいと思い、海や山、湧水がある所を探していたら海士町を見つけ、隠岐島前森林組合を見つけました。 林業の仕事のイメージはなかったのですが、幼い頃、野山を楽しく駆け巡る記憶や、父がチェンソーを使って木を切って薪をわって風呂をたく記憶があったのと、『やったことがないからこそやってみよう』という気持ちがありました。 それで、妻と一緒に島に話を聞きに行き、帰宅してすぐ二人で「あそこだよね」となって、今に至ります。
この仕事の面白いところ・好きなところはどんなところですか?
自然の中で働くことで違う感性が磨かれるところです。深緑の森、触れる風、鳥の囀り、木々の香り、ふくぎの味、そういう五感を使う環境の中で身体を動かして働く、自然と関わる仕事です。木を切ったり、植えたり、刃物を研いだりと、仕事で習得した技術を生活の中で活かせます。また、この仕事には、長い年月をかけて育てる面白さがあります。以前植えた木が数十年後には大きく成長して『すごい清々しい風景になるだろうな』など、未来の姿を想像するのが楽しみの一つです。
この仕事の大変なところはどんなところですか?
夏は暑く、冬はちょうどいいです。体力的にきついけど、捉え方を変えると、鍛えられます。命の危険が普通の仕事よりもあるけど、それが逆に、生きている感覚に繋がっているのかもしれません。
島の暮らしはどうですか?
最高です。食物を採取したり、鶏小屋を自作したり、手伝い・手伝ってもらったり。朝5時に起きて鶏の餌をやってる時は、すごく爽やかな感じがします。それで暗くなったら寝て。ここに来てから、そういう人間らしい生活というのか、人や自然との循環の中にいて、生きている生かされているというのをすごく感じながら暮らしています。
02
Interview
( 東京都出身 2020年入組 )
interviewee photo

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林業に就業したのはなぜですか?
前職はサービス業だったのですが、目に見えない「サービス」ではなく実際の「モノ」に携わりたいという思いや、自然の中で体を動かして働きたいという思いがあり、農林水産業への転職を漠然と考えていました。その中で、「森は海の恋人」と言うフレーズが印象に残っており、綺麗な海を残す一助になれたらとの思いから、林業に就業しました。
隠岐島前森林組合を選んだのはなぜですか?
山と海がセットの景色に惹かれました。仕事中、たまに山の中から海が見えたりと、職場の景色が良いです。また、島に行った際に、親身になって話を聞いていただき、組合職員の人柄がよかったのも決め手でした。
この仕事の面白いところ・好きなところはどんなところですか?
自分がやった形が残ることや、練習すればするほど自分の成長具合がわかることに、やりがいを感じます。また、大木を倒した時や、20mぐらいの木に登って特殊伐採をした時には、達成感を感じます。 組合自体が新しいことをしようと試行錯誤しており、自分の技術を磨いて新しい仕事を色々とやっていこうというモチベーションになります。 林業の仕事を始めたのは成り行きでしたが、やってみたらやった分だけ面白く、また素晴らしい人々に出会えたこともあり、以前からは想像出来ないぐらいこの仕事を真剣にやっています。
この仕事の大変なところはどんなところですか?
体力勝負なところと、(特殊伐採だと)自分専用の道具を揃えるのにお金がかかるところ、仕事が天気に左右されるところです。ただ、体力は、自然と力がついてきて慣れるし、特殊伐採では手当が出るのでそれで返ってくる部分があります。
島の暮らしはどうですか?
皆さんによくしてもらっています。仕事終わりに車に野菜が乗っていたり、東京にいる時よりも人との繋がりが感じられます。 それと、この島にきて一番感動したのが、星の綺麗さです。今まで全く縁がなかったからこそ、生活の中にある自然に感動します。 仕事が4時に終わるため、以前よりも時間をかけて凝った料理を作ったり剪定の勉強をしたり、プライベートの時間がある分、新しいことに挑戦できています。
03
Interview
( AMU WORKER 2022年1月〜6月 )
interviewee photo
interviewee photo
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働いてみてどうでしたか?
木が倒れる時の大迫力にすごく感動しました。伐採の時、木の切り込みに入った楔をハンマーで叩いて倒すということをさせてもらったのですが、初めて見る20mぐらいの木の大きさとか、木が倒れる時のドスンという音とから伝わる木の重量とか、何十年もかけて成長した木が自分の手で一瞬で倒れてしまう切なさとかそういう重みも感じて、だからこそ全然びくともしない木を何十回も叩いて倒せた時に、すごく感動して、その瞬間のことが強く印象に残っています。/ 体力的にも精神的にも鍛えられました。最初の頃は、すぐ眠くなったり筋肉痛だったりしたのですが、次第に体力がついてそんなこともなくなりました。また、この仕事は集中力を欠いたら危険が生じる可能性があるので、日々働くことを通して、継続してやり続ける力とか集中力がつきましたね。/ 色々な仕事があり現場ごとに仕事中の景色が変わるので、現場が変わる度に新鮮な気持ちになりました。また、森林組合の方々がとてもアットホームで、心地よく働かせていただきました.
この仕事の楽しかったところ・好きなところ・やりがいはなんでしたか?
私はやっぱり、木を倒す時が一番好きでした!木が倒れる瞬間は、みてて迫力があって、この仕事の面白い瞬間でしたね。/ 私は、下刈りが大好きでしたね。私がここの草を刈ることで木が成長するという未来が見えるというか、『私がこの木を守るんだ!』という使命感が湧いてきました。普通の草刈りと違って正確に刈らないといけないので、一本一本成長の仕方が違う松を見て、どうやって切ったらいいんだろうって、考えるのも楽しかったです。それと、牛の近くで仕事をすることもあったんですけど、自分の仕事が牛たちのためになっているんだ、ってより実感できて、やりがいを感じました。/ 私は山の中で働く感覚が好きでした。緑の木々と木や葉の匂いや音に包まれていると、清々しい気持ちになりましたし、林業は人間の寿命よりも長く生きる木々を相手にしているからか、仕事の中にもゆったりとした時間が流れ、なにか雄大なものに包まれているような感じがしました。
この仕事の大変なところはどんなところでしたか?
大変というよりは、力仕事の時に、自分の力でできないというのが、男性との力の差を感じて、悔しかったですね。力仕事の時は「つらい」ではなく「悔しい」という気持ちになりました。/ 私も、草地で芝を運ぶ時は、男性の半分しか持てずに申し訳ない気持ちになリました。/ 私は逆に想像してたよりも、力不足という感じは抱きませんでした。林業は想像していたよりもハイテクで、重い木を小さな機械を使って2人で運べたときは「すごい!」と思いました。また、コテなど道具の使い方次第で重いモノを動かすことができて、道具の使い方で力不足を補えることを感じました。ただ、やはり純粋に力が必要な場面もあり、そんな時は力不足を感じました。